第7回 新チーム始動にむけて2009年08月26日
第7回高畑好秀メンタルスキル向上コラムのテーマは「新チーム始動に向けて」です。
夏の大会を終えて、既にどのチームも三年生が引退をし、これまで下級生だった二年生はチームの中では最上級生となり、今までそれまで背負わなかった責任感を一段と感じ、下級生を引っ張っていくこととなる。どんな形であれ、夏の大会で敗れたチームの三年生はその時点で引退が決まったわけであり、下級生たちは叶わなかった夢や様々な思いを託され、ほとんど一からのスタートで新チームが始動している。この期間は新チームになりチームを変えるにはいい時期であり、また秋大会ももう目の前という期間でどのようにリームを作るのかアドバイスをもらった。皆さんの「考える」ヒントになれば幸いです。
高校野球情報.com スタッフ一同
新チーム始動に向けて

秋大会まで時間がほとんどない中で技術はそう変えることはできないので、自分たちのチームのいいところ、悪いところを分析し、また打って勝つチームにするのか守って勝つチームにするのか、確認するところから始めたい。
それにより、「走・攻・守」のどれに重点を置きどのような練習をすべきなのか決まってくるはずである。
新チームをどういうチームにしていきたいのか、目標を定めるべきである。
選手は目指すところが明白に分からなくては、選手自身の気持ちがぶれてしまう。目先のものではなく焦点をチームで確認し、練習をしていくべきである。
新チームというものは、どのチームも三年生が抜けてまっさらな気持ちでスタートする。二年生も一年生もつかめるチャンスが広がり、これまでできなかったポジションや練習ができるようになり、練習量も確実に増え全員が無限に可能性を秘めているのである。三年生がいて成り立っていたチームカラーは崩れてなくなったので、気持ちを入れ替え今からは「チームの方向性」をしっかりと定めていくべきだと思う。
そのためには、まずチームメイトを知ることが一番重要。
しかしそれは野球をしていることからだけでは、相手がどういう人物でどんな性格をしているのか把握することはできないし、友情を深めることは困難である。
そこで、一つの例として野球の練習だけではなく、野球以外のスポーツを練習に組み入れてみる。例えばバスケやサッカーなどのスポーツを通してコミュニケーションを図り、相互認識をしてお互いを深めていく。
お互いのことを知った上で、改めてチームカラーを決めていくというのも戦略になっていくと思う。
チームカラーを決めなくてはそのチームは生きてこないので、なによりもまずはチームメイトを「知る」ことが大切である。そしてチームの特色や方向性を決めた上で、新チームを起動し、秋大会・目標に向けて練習をしていって欲しいと思う。
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- 高畑好秀先生
- 生年月日:1968年
- 出身地:広島県
- 早稲田大学人間科学部スポーツ科学科スポーツ心理学専攻卒。日本心理学会認定心理士資格を取得。同大学運動心理学研修生修了の後、数多くのプロ野球、Jリーグ、Vリーグ、プロボクシング、プロゴルファーなどのプロスポーツ選手やオリンピック選手などのメンタルトレーニングの指導を行う。また多数の著書の刊行、講演、研修等でメンタルトレーニングの普及に努め、現在最も注目を集めるメンタルトレーナーの第1人者である。





















